MINI THEATER MAP

ミニシアターマップ

新文芸坐(東京都)

「新文芸坐」スタッフの思い出

文芸坐はメル・ギブソン主演『リーサル・ウェポン』、文芸地下は風間杜夫主演『青春かけおち篇』。わたしが入社した33年前の上映作品です。
文芸坐は1997年に会社がなくなり閉館しましたが2000年に新文芸坐として復活します。館内の排水管が壊れ場内の前半分が水浸しになった時も休まなかった文芸坐ですが、閉館中の3年を除き今回のように長期に映画を掛けられないの日々は初めての体験です。
名画座人生の中で最も印象的だったことは映画のデジタル化です。2010年ぐらいから急速に進んだデジタル化ですが、100年以上の映画の歴史を支えたフィルムがデジタル素材に取って代わられる事態は、名画座という狭い世界だけで生きていたわたしには驚きを越えて恐怖すら感じました。
新文芸坐も2013年にデジタル映写機を導入しますが、実は今だに年の半分近く35ミリ映写機を稼働させています。デジタル化の功罪は様々だと思いますが、大きな問題の一つに、100年以上に渡る映画の歴史を形作るフィルム作品の保存と継承があります。古い映画を映画館で上映することは年々難しくなってくる状況がありますが、これを危惧する声はあまり耳にしないように思います。あと10年もすれば、例えばマキノ雅弘の映画の多くが映画館では掛けられない日がくるかもしれません。(矢田庸一郎)

「新文芸坐」のココが一押し!

①低料金・二本立て上映
★二本立ての入場料金が一般1450円、学生1350円、友の会1150円。昔は二本立ての映画館は沢山ありましたが今や東京でも数館だけ。若い映画ファンの中には二本立てを知らなくて二枚のチケットを買ってしまう方がいらっしゃいますが、当館では一枚のチケットで続けて二本の映画をご覧になれます。

②古今東西の映画を沢山
★世界中の映画を上映する横軸と、戦前の白黒・無声映画から最新のハリウッド映画まで映画の歴史を貫く縦軸。この両軸を念頭に置いた編成を心掛けています。そして上映本数は年間300本以上! 勿論、35ミリ、16ミリ、DCPも上映可能。昔から名画座は映画の学校と言われてきました。この役割をこれからも忘れないでいたいと思います。

③スクリーンが大きい
席数264席、スクリーンの大きさは4.2m×10.0m。勿論、1000席以上の新宿ミラノ座や渋谷パンテオンなどがあった時代とは比べようもありませんが、「1スクリーンでいいから出来るだけ大きなスクリーンを」という、新文芸坐を再建した初代支配人の思いが込められています。

  • 新文芸坐
  • 住所
    〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-43-5
  • 電話番号
    03-3971-9422
  • スクリーン数
    1
  • 席数
    264席
  • 営業時間
    9:00~23:00(土曜夜はオールナイト)
  • WEBサイト
  • その他